真空遮断器Hy-Vシリーズの適用基準

Hy-Vシリーズの適用基準。環境条件と適用基準、短絡遮断電流値の決定とVCB定格の選定、コンデンサバンクへの適用基準、標準付属品について。

環境条件と適用基準

日立ハイブリット形真空遮断器はJIS C4603(高圧交流遮断器)およびJEC 2300(交流遮断器)に準拠し、屋内盤用として製作されています。

これは以下の常規使用状態でのご使用が条件です。

  • 設置場所が標高1,000m以下であること。
  • 周囲条件が-5℃から+40℃の範囲であること。
  • 過度の水蒸気、塵埃、振動などの影響を受けない場素であること。

以上の常規使用状態を外れる場所、特に

  • 汚損(塵埃、塩害=目安として0.01mg/cm2以上)の激しい場所
  • 極端な高、低温多湿(強風雪、氷結、梅雨時などで大気温急変により盤内で結露しやすい)の場所。
  • 塩素ガス、亜硫酸ガスなど腐食性ガス雰囲気のある場所。

でのご使用については、お問い合わせください。

短絡遮断電流値の決定とVCB定格の選定

一般に高圧需要家の高圧機器の選定は、電力会社から提示される短絡電流をもとに検討してください。

VCBの定格遮断電流の選定は、必ず計算された短絡遮断電流以上としてください。

コンデンサバンクへの適用基準

真空遮断機のコンデンサ開閉容量(総合容量)を下表に示します。

開閉回数:2,000回
VCB定格電流(A)3.3kV回路6.6kV回路
600kVA1,500kVA3,000kVA
1,200kVA2,000kVA4,000kVA
2,000kVA2,500kVA5,000kVA
3,000kVA3,000kVA6,000kVA

基準部品

No.名称員数備考
1手動「切」操作専用ハンドル1個/5台(最低1個)「切」操作専用
2出し入れハンドル1個/5台(最低1個)定格遮断電流20kA以上に付属
3ワイプ寸法ゲージ1個/5台(最低1個)形式によっては不要な場合あり
4つり金具1個/5台(最低1個)形式によっては不要な場合あり
5制御回路プラグ1式/1台2mm2、1.5m

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