真空遮断器Hy-Vシリーズの保守と寿命
日立ハイブリッド型真空遮断器(VCB)Hy-Vシリーズの点検周期、寿命と品質、保守について。
点検周期
VCBの初期の性能を維持し、長期間ご使用いただくために運転期間中に適切な保守点検を行ってください。1ヶ月ごとの巡視点検などの記録をもとに、実使用環境条件に適した独自の点検周期を設定し、保守運用いただくようお願いします。
なお、保守点検に関する詳細につきましては、お問い合わせください。
標準点検周期
目安を示しますが、環境・使用条件によって変わります。
点検分類 | 巡視点検 | 普通点検 | 細密点検 | 臨時点検 |
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点検周期 | 1ヶ月ごと | 初回は1年目、以後6年ごと | 12年ごと | 必要に応じて |
VCBの寿命と品質
日立VCBの電気的、機械的寿命は、負荷開閉10,000回、経年寿命20年を目安としています。VCBの電流開閉を行う真空バルブは、日立独自の方式による電極製作から一貫した品質管理のもとに、最新の設備により生産されています。真空封じ切り方式についても、高性能真空排気炉による完全自動生産方式で生産されております。また操作部には、日立独自の高性能ハイブリッド形電磁操作器を採用し、シンプル化・タフネス化を図っており、グリースレスでご使用いただけます。
VCBの保守
電磁操作機構部分はシンプル化し、グリースレスとしており、保守作業を大幅に軽減しています。定期点検で汚損も含めて異常が確認されない限り、保守作業の必要はありません。
遮断部(主回路導電部)については、信頼性維持のために、定期点検と清掃および必要によっては調整が必要です。