真空遮断器V4C/V6C形シリーズのご使用状態

真空遮断器は、JIS C 4603(高圧交流遮断器)、JEC-2300(交流遮断器)の規格に準拠して製作されています。また、真空遮断器はすべて屋内用で設計・製作していますので、JEM-TR 194に定められている次表の標準使用状態でご使用ください。

標準使用状態

1.周辺温度-5℃~40℃、24時間の平均値が35℃を超えないこと。
2.湿度相対湿度45%~85%、結露しないこと。
3.汚損度汚損がないこと。(なお、目安として等価塩分付着密度0.01mg/cm2未満とする。)
4.有害ガス等腐食性ガスがないこと。
5.粉塵過度の粉塵がないこと。(なお、目安として2mg/m3以下とする。)
6.標高1,000m以下

設置場所、周囲雰囲気に対する注意

じんあいの多い場所、腐食性ガス雰囲気のある場所、異常な振動または衝撃を受ける場所、あるいは屋外盤等の環境でご使用になる場合は、じんあい、腐食、振動、衝撃、水滴、結露等に対する特別対策をお願いします。

厳しい環境で使用する場合は、点検周期を短縮するか、更新時期を早める等の処置をお願いします。

使用条件

(1) 主回路の印加電圧は、遮断器の定格電圧以下にて使用ください。

(2) 主回路の連続通電電流は、遮断器の定格電流以下にて使用ください。

(3) 主回路の周波数は、遮断器定格周波数の±10%以内にて使用ください。

(4) 遮断機の閉路操作、制御、開路操作電圧の許容変動範囲は、規格に定められた下記の範囲です。この範囲内で使用ください。

操作方式電圧区分変動範囲
閉路操作制御電圧操作開路と制御回路が同一電流の場合開路操作電圧
電動ばね操作直流定格電圧の85~110%定格電圧の75~125%定格電圧の75~110%定格電圧の60~125%(※)
交流定格電圧の85~110%

※ 手動ばね操作の場合も同一変動範囲です。電流引外しコイルは、定格電流の100%以上となります。

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